赤鶏さつまとは?

赤鶏ってどんな鶏?よく尋ねられる質問です。
一言でいえば、羽の赤い鶏(正確には茶褐色)の事を言います。
一方、国内で大量生産によってお手頃な価格で流通している鶏は「若どり(ブロイラー)」という羽の白い鶏です。
それからもう一つ、「銘柄鶏」ってなに?これも良く尋ねられます。
国内で流通している鶏は、分類すると「若どり(ブロイラー)」、「銘柄鶏」、「地鶏」に大別されます。

  1. 「若どり」は先ほど説明した大量生産される羽の白い鶏です。
  2. 「地鶏」は在来種(明治時代までに国内で作出された品種)で名古屋コーチンや比内地鶏などが有名です。
  3. 「銘柄鶏」は飼育日数や飼料などにこだわって飼育された鶏の事を言いますが、その中でも羽の白い「若どり系」と羽の赤い「赤系」に分類されます。

「赤鶏さつま」はその「銘柄鶏」の中の「赤系」の鶏になります。

日本にブロイラーが登場したのは、戦後進駐軍の影響で鶏肉料理が導入されたのをきっかけに昭和28年に「ブロイラー産業」として開始されてからです。
戦後「ブロイラー産業」により量産が始まり鶏肉は定着したのですが、近年生産性重視の「若鶏」に対し味の良さで定評のある「銘柄鶏」、その中でも「赤系」の鶏の味が求められるようになってきました。
そこでお薦めできる鶏肉が「赤鶏さつま」なのです。

赤鶏さつまは、北は八代海、西は東シナ海に開けた風光明媚な鹿児島県北薩地域で、味に関して重要な役割を持つ飼料(麦入りです)によって日々元気に育っています。

「地鶏」ほど高価ではなく、「若どり(ブロイラー)」の味では物足りない方に「赤鶏さつま」は自信を持ってお薦めできる鶏肉です。

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